初めてアルバイトをしたいと思ったら、避けて通れないのが電話での応対。
「たかが電話で大げさな・・・」と思うかもしれませんが、電話での印象がこの後の面接にも繋がっていきます。
そこで今回は良い印象を与える方法を含め、電話のかけ方やどの時間帯に電話すると良いのか紹介していきます。
Contents
面接は応募したときから始まっている
基本的にアルバイトの求人広告をみた場合、電話をかけて応募するのが一般的な流れとなっています。
このときの電話の対応が、まずは面接をしてもらえるかどうかの分かれ道になります。
なぜ分かれ道になるかというと、最近の高校生や大学生はスマホやパソコン、タブレットの普及に伴ってSNSやLINEといったメールでのやりとりが多くなっています。
つまり「電話対応に慣れていない人が多い」ということです。
社会に出ると、いやおうなしに電話でのやり取りは増えていきます。
もちろん電話だけではなく、お客さんや同じ職場の人と顔を合わせて直接話をする場面も同じです。
特にお客さん相手に失礼な話し方や対応をしてしまうと、お客さんが怒って「もう2度とこのお店に来ない!」なんてことになると困りますよね。
そのため、雇う側の会社としては「ちゃんと人と話をすることが出来る人」であることが何よりも大事なことになってきます。
電話をかけるときはどうすれば良いのか
それでは、電話をかけるときはどのようにすれば良いのでしょうか。
まずは電話をかける前に、以下の4つを準備しましょう。
メモ用紙
筆記用具
自分のスケジュールが確認出来るもの
この4つがあると電話のときによく聞かれる質問に対して、すぐ対応することが出来ます。
よく聞かれる質問は何かというと、次の2つになります。
都合の良い日や時間帯はいつか
どの業種、またはどこの勤務場所や勤務時間を希望しているのか
アルバイトの求人広告を出すとき、会社はいくつかの業種または支店を同時募集することがよくあります。
そのため、何を希望して応募してきたのかを確認してきます。
すぐに自分の希望を伝えられることによって「この子、ちゃんとした準備をして電話をしてきているな」と好印象を与えることが出来ます。
面接に都合の良い日や時間帯はいつか
これは面接をするにあたって、あなたの都合の良い日や時間帯を答える必要があります。
このとき多少であれば電話相手の方を待たせても問題はありませんが、やはりすぐに答えた方が印象は良くなります。
何度もアルバイトを経験されている方だと、「応募の電話で面接の日程の話になるかもしれない」と予測を立てて、電話をする前に自分のスケジュールをきちんと把握していることもよくあります。
そうなると、この電話のやりとりだけで差がついてしまいます。
電話の受け答えだけで差がついてしまうと非常にもったいないので、早く対応が出来るように普段から使っているスケジュール帳を手元に置いて電話をしましょう。
ネット応募だからといって油断は禁物!

最近はインターネットでの応募も多いですよね。
「ネットで応募するから、電話なんて関係ないわー」なんて思っていませんか?
ネットを経由してアルバイトに応募したからこそ、注意しないといけないことがあります。
インターネットでアルバイトを応募した場合、数日後に採用担当者から募集要項に入力した携帯番号などの連絡先に電話がかかってくる場合があります。
このとき、電話に出る側のあなたからすると、知らない番号から着信があることになります。
登録していない番号から電話があると、警戒して名乗らずに電話に出ませんか?
電話に出るときに「はい、○○です」と名乗るのと、「はい」「もしもし」だけの場合と比べると、どちらの方が第一印象は良くなるでしょうか。
断然「○○です」と名乗る方が印象が良くなりますよね。
名乗らずに電話に出てしまった場合、場合によっては「なんだ、自分の名前すらちゃんと言えないのか」と思ってしまう人がいるのも事実です。
アルバイトの応募をしてから数日間は、知らない電話番号からの着信がある場合、きちんと名乗って電話に出るようにしましょう。
どうしても「アルバイトの応募先以外には名乗りたくない!」という場合には、以下のような対処方法があります。
●登録していない番号以外からの着信は、すべて留守電に切り替える
アルバイトの応募先の電話番号を登録しておく
先にアルバイトの応募先の電話番号を登録しておくことで、電話がかかってきてもどこからの電話なのか一目瞭然なので安心です。
しかし、職場によってはいくつも電話を置いているところもあります。
そんなときは登録していない電話番号からかかってくることもあるので、あまり効果はありません。
登録していない番号以外からの着信は、すべて留守電に切り替える
知らない番号はすべて留守番電話に切り替えてしまいます。
そうすることで、直接知らない番号からの着信に出る必要はありません。
採用担当者によっては、留守電に内容を吹き込んでくれる場合もあるので、そのときはこちらからかけ直しましょう。
そのときには「先ほど連絡を頂いた○○と申します。電話に出られず、申し訳ありませんでした」と伝えると印象が良くなります。
また留守電に何も入っていなくても、何度も同じ電話番号からかかってくる場合もアルバイトの応募先からの電話である可能性が非常に高いです。
この場合、「何度も同じ番号から着信が入っているな」と気付いた時点で電話をしましょう。
もし折り返しの電話をする前に再度電話がかかってきた場合には、すぐに電話を取って「何度も電話を頂いて、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えましょう。
電話をかけるときの注意点
1.電話は店が忙しくない時間を狙ってかける
忙しくてバタバタしているときに電話がかかってきたら、あなたはどう思いますか?
「この忙しいときに何!?」
そんな風に思いませんか?
もちろん会社で働いている人も同じです。
緊急の要件なら仕方がありませんが、いつでも良いような内容であれば「今じゃなくて良いのに!」と思われてしまいます。
アルバイトの求人広告を見てから早めに行動するのはすごく良いことですが、電話をするときはお店が忙しくないタイミングを考える必要があります。
業種によって忙しい時間帯はどこも大体同じなので、電話をかけるときは以下の時間帯を参考にしてみてください。
<電話しやすい時間>10時~11時、14時~16時
<電話しやすい時間>10時~11時、14時~16時
<電話しやすい時間>10時~11時、13時~15時
時間が書かれていても書かれていなくても、忙しい時間帯を避けて電話をするのがマナーです。
2.声の聞き取りやすい、静かな場所で電話をする
街中や駅前といった人が多い場所や、電車やバスなどの公共機関での電話は避けましょう。
このような場所では相手の声も聞き取りにくく、同じように相手もあなたの声が聞こえない状況になります。
もしも電話がかかってきた場合は、「今電車に乗っているので、降りたら折り返し電話させて頂きます」などと伝えて、1度電話を切りましょう。
また、カフェやレストランなどは周りのお客さんの迷惑にもなるので、そういった場所も控えます。
他にも携帯電話やスマホの電波が悪くなりやすい地下も避けます。
自宅などの静かで電話に集中しやすい環境で電話をするようにしましょう。
3.明るく丁寧な言葉遣いで話す
応募先の担当者は、普段あなたの周囲にいる保護者や学校・塾の先生とは違い、ひとりの社会人の大人です。
初めての相手と慣れない敬語で話すのは難しいと感じるかもしれませんが、友達と話すときのようなフランクな言葉遣いは避けましょう。
敬語を完璧に使えなくても大丈夫!
丁寧な言葉遣いを意識して明るくハキハキ話す人は、悪い印象を持たれないものです。
声のトーンも高めにすることで、「明るくて元気な子だな」という印象を持ってもらえるようにしましょう。
初めての相手に電話をするのは、誰だって緊張するものです。
その中でライバルに差をつけて自分のやりたいバイトで採用されるよう、最初が肝心!
相手に好印象を与えられる電話対応をしていきましょう。