アルバイトを辞めることになった場合、一般的にお菓子や菓子折りを持っていくことは必要なのでしょうか。
長い期間お世話になったので、お礼の気持ちを込めて何か渡したい、そういう気持ちの人も中にはいるでしょう。
今回は高校生や大学生がアルバイトを辞める時に、お礼の品やお菓子は必要なのかについて紹介します。
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アルバイトを辞めるとき、高校生や大学生はお菓子や菓子折りは無くても問題ない
結論からいうとアルバイト先へお礼のお菓子や菓子折りは、渡しても渡さなくてもどちらでも問題ありません。
あなたの気持ち次第ですので、「お世話になったし、感謝しているから何かお礼をしたい」と思うのなら渡しましょう。
高校生や大学生はそんなにお礼に使えるお金がない場合が多いので、無理に渡さなくても大丈夫です。
お礼の品を渡すか渡さないかで悩んでしまう人は、同じ職場の仲のいい人に聞いてみるのもいいでしょう。
以前辞めた人はどうしていたのかや、渡すことにどう思うのかなど、職場の人間関係や距離感によって考え方が変わります。
周りの人たちの話を聞きながら決めるのも、方法のひとつですよ。
このような場合は感謝の気持ちとして、お礼のお菓子を持っていくと周りのみんなに喜んでもらえます。
ただし、無理をしてまだお礼を渡す必要はありません。
「人数が多すぎる」「予算的に難しい」と思うのであれば、感謝の気持ちだけでも改めて伝えましょう。
辞めるときにお礼の品を渡さない方が良い場合
アルバイト先によっては慣例があるところもあります。
「辞めるときにお礼の品を過去辞めた人も渡していない」という会社では控えておきましょう。
他にも、仕事の直接のつながりがない人や部署なども渡すと、逆にびっくりされるようなところまで渡すのは避けるべきです。
高校生や大学生では渡している人はまれですので、職場の人が社会人ばかりの場合、逆に気を遣わせてしまうこともあります。
また短期や期限付きのアルバイトの場合も、お礼のお菓子などを配るほどの人間関係を築けていないので、控えておいた方が無難です。
アルバイトを長く勤めているとお礼を渡すことが多い
アルバイトでも1年以上長く勤めていた人ほど職場に愛着を持っており、一緒に頑張って働いた仲間と人間関係を築けているので、「ありがとう、お世話になりました」の意味を込めてお礼を渡すことが多い傾向にあります。
逆に1ヶ月など短い期間でお礼や菓子折りを持っていくのは、相手によっては「なんでくれたんだろう?」と感じる人もいます。
短期間だからといって距離が遠い、お礼を渡すまでの深い仲ではないというわけではありませんが、一般的に短い期間だと不思議に思う人が多いです。
個人的にお世話になった人に何か贈るのはアリ
「付きっ切りで仕事を教えてもらった」などのように、個人的にお世話になった人に何かプレゼントなどを贈るのはアリです。
ただし渡すときは、あまり周りの人の目につかないようにしましょう。
贈られる人とそうでない人で差があるように映ってしまい、辞める直前に人間関係のトラブルになってしまう恐れもあります。
できるだけ勤務の最終日や、誰もいないときに渡すように配慮しましょう。
お礼のお菓子や菓子折りを渡すタイミング・渡し方
お礼の品を渡すタイミングは、勤務の最終日や勤務の終了後、最後の挨拶のときに渡すのがおすすめです。
最終日は上司にあたる人に最初に挨拶し、一緒にお礼のお菓子や菓子折りを渡しましょう。
上司にあたる人が不在の場合は、他の役職者の方やベテランの方でも問題ありません。
挨拶をしたときに「ほんの気持ちですが、みなさんで召し上がってください」と伝えると、より印象がよくなります。
もしくは休憩室に置いておき、メモを書いて『みなさんで召し上がってください』と貼っておくのもいいですね。
また個包装しているお菓子であれば、一人ひとりに挨拶する際に渡すという方法もあります。
おすすめのお菓子は焼き菓子などの日持ちするもの
菓子折りでおすすめは、クッキーやマカロンなどの焼き菓子や、一週間程度日持ちのするものです。
数が多いもの、個包装されているもの、手が汚れにくいものを選びましょう。
個包装のお菓子を選ぶ場合は、アルバイト先の人数分は最低でも入っているものを選んでくださいね。
また、選ぶときのコツとして『期間限定商品』『店舗限定商品』などの限定物は、非常によく喜ばれますよ。
クッキー・ラスク・マカロン・ゴーフル・フィナンシェ・せんべいなど
逆に避けておいた方がいいお菓子としては、冷蔵保管が必要なものや生ものです。
当日中に食べてしまわないといけないお菓子だと、休みの人には行き届かないですし、冷蔵しないといけないものは冷蔵庫がないといけないなど、保管が大変になります。
お礼のお菓子や菓子折りは、常温のものを選びましょう。
ケーキ・ドーナツ・スイートポテト・団子など
お礼のお菓子は高すぎないものにしよう
菓子折りにかける値段の相場は人数にもよりますが、1人あたり100円から150円程度で考えましょう。
感謝の気持ちですので、高すぎない方が気を遣わせることなく無難です。
また、菓子折りにはのしは付けずに通常の包装、紙袋のままで問題ありません。
「どうしても一人ずつ渡したい」という場合は、洋菓子店などで販売されているクッキーの詰め合わせがおすすめです。
他にもスーパーで個包装のチョコレートやクッキーなどを買って、自分で袋に詰めてラッピングするという方法もありますよ。

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個包装でちょっとした休憩時間につまめるので、みんなに喜ばれます
お礼の品にメッセージや手紙を添えるのもおすすめ
菓子折りと一緒に、メッセージカードや手紙を添えるのもおすすめです。
アルバイトだと、あなたの最終日にシフトに入っていない人もいます。
メッセージを添えることで、あなたの気持ちも伝わりやすくなります。
メッセージは長い文章だとかしこまってしまいますし、過剰な感じもしますのであまり長くはならずに一言メモを添える程度にしましょう。
「お世話になりました。みなさんで召し上がってください」など、自分の言葉で感謝を伝える内容がおすすめです。