高校生

高校生がアルバイトを辞めるときの退職理由は?切り出し方はどうする?

高校生は「受験前や試験前で勉強が忙しくなった」「部活をもっと頑張りたい」などの理由で、アルバイトを辞めたいと思うことが出てきます。

「アルバイトの仕事内容が自分に合わない」「他にやってみたいアルバイトができた」といった理由ができることもありますね。

アルバイトを辞めたい場合、いつ、誰に、どのように切りだして伝えれば良いのでしょうか。

高校生でも退職にあたっては、職場をはじめ、周囲の人々に迷惑がかからないように、最後まで責任を持って行動することが大切です。

辞めることを決めたらぜひ知っておきたい、円満退職の秘訣を紹介していきます。




高校生におすすめの辞める理由①「勉強に専念したい」

アルバイトをスムーズに辞めるためにも、周囲が納得する理由を伝える必要があります。

高校生がアルバイトを辞めるのに1番おすすめな退職理由は、「勉強に専念したい」です。

高校3年生であれば受験を控えているし、高校1年生や2年生であっても、中間や期末テストの成績が今後の進路に大きく関わってくるため、どの学年でも主張できます。

また法律や学校の規則でも、学業に差し支えのない範囲でアルバイトを行うことが定められているので、アルバイト先とトラブルにもなりにくいのも理由です

もしも「勉強」を理由にした退職をアルバイト先から反対された場合、保護者や政府の管轄する労働基準監督署に相談しましょう。




高校生におすすめの辞める理由②「部活にもっと力を入れたい」

高校生にとって、勉強と同様に大切なのが部活動です。

運動部であれば日頃からのトレーニングが欠かせませんし、週末には試合があります。

文化系の部活でもコンクールや大会などがあり、日々の練習が大切です。

また学年が上がると部活での責任も増え、部長や副部長などになると、なおさら部活関係の拘束時間が増えることがあり、アルバイトとの両立は難しくなることも。

そのため「部活にもっと力を入れたい」という理由も、アルバイトの退職にあたって正当な理由になります。

気をつけたいのが、辞めた後すぐに、近くのお店でアルバイトを始めること
前のアルバイト先のスタッフがお店に来て、不信感を抱かれる…なんていうことがないように注意しましょう。

アルバイトを辞める1ヶ月前には退職を伝える

アルバイトを辞めるにあたり、なるべく職場への負担がかからないように、1ヶ月前には退職の意思を伝えるようにしましょう

1ヶ月前にアルバイトを辞めることを伝えることで、アルバイト先が後任探しや引き継ぎに必要な時間を確保することができます。

突然「明日辞めます」と言われても、アルバイト先は代わりのスタッフの求人・採用を行う時間がなく、急遽休みのスタッフに出勤してもらったり、最悪の事態ではお店を休業しなくてはならなくなるかもしれません。

また、自分が担当していた業務を、後任に引き継ぐ必要がある場合もあります。

できるだけ周りに迷惑をかけないようにするためにも、1ヶ月前には伝えましょう。

法律上は2週間前に辞めることを申し出ることで、退職することができます。しかしアルバイト先に迷惑をかけないためにも、やむを得ない理由が無い限りは余裕をもって伝えましょう。
また、就業規則によってはもっと早く伝えるように書かれている場合も。事前に確認をして、トラブルを回避しておきましょう。

辞めることは店長などの直属の上司に伝える

アルバイトに限らず職場を辞めるには、「退職理由を誰に伝えるか」といった問題も大切です。

アルバイトは経営者と雇用契約を結んでいるため、最終的には経営者へ辞める意思を伝える必要があります。

まずは自分の上司に辞める意思と退職希望の時期を伝え、その後の仕事内容やスケジュールを相談していきましょう。

アルバイト仲間に辞めることを教える場合は、職場でオープンになるまでは誰にも言わないように口止めをしておきます。

自分から上司に伝える前に、上司がアルバイト仲間から聞いて知ってしまった場合、印象が悪くなるばかりか辞めることを伝えにくくなってしまうことも。

「アルバイトの高校生も、上司や経営者との信頼関係の上で働いている」ということを意識しましょう。

アルバイトを辞めることを伝えるのにLINEやメールは使わない

アルバイト先ではシフトの変更などのやりとりのために、SNSやメール、LINEや電話で上司に連絡を取ることも多くあります。

しかし仕事を辞めるということはシフトのやりとりよりも、とても重要な問題。

アルバイトであっても直接上司に会って伝えて、お互いに納得することが大切です。

アルバイトを辞めることを伝える上手な切り出し方

辞めることを伝えるために、まずは上司に「ご相談したいことがあるので、お時間を頂けますか」などと申し出て、話を聞いてもらう時間を作ってもらうようにしましょう

アルバイト仲間をはじめとするスタッフがいる前で突然辞める意思を伝えると、周囲に驚きや混乱を与えてしまう可能性があります。

まずは上司と個別で話をして、退職時期や引き継ぎのことが決まってきた時点で、周囲のスタッフにも伝えるようにしましょう。

ただし上司がなかなか納得してくれないなどのトラブルがあった場合は、信頼できる先輩や仲間に相談しましょう。

上司と話をする時間を作ってもらったら、まずアルバイトを辞めたい理由から切り出し、退職希望日を伝えます。

実は最近、成績が下がってきていて、このままだと志望大学は難しいのではと感じるようになりました。
急で申し訳ないのですが、来月いっぱいでアルバイトを辞めたいなと考えています。

今まで部活とアルバイトと両立していたんですが、先輩たちが引退して自分たちが中心になったことで、忙しくなってきてしまいました。
できれば今のシフトで、無理なら次のシフトまででアルバイトを辞めて、部活に集中したいなと思っています。

具体的に辞めたい理由と、退職時期を伝えるように心がけましょう。

何も言わずにいなくなってしまうのはNG

辞めることを伝えづらいからといって、何も言わずに突然アルバイトに行かなくなってしまうのはNGです

「黙って辞めること」は職場に迷惑がかかるのはもちろんのこと、今後大学や社会で活躍していく中でも、決してやってはいけないマナー違反です。

退職のための正当な理由を伝えれば、職場が何といってもアルバイトは辞められます。

まずは上司に辞めたいという意思を伝えましょう。

その上で強い引き止めにあったり、聞き入れてくれないなどのトラブルがあった場合は1人で抱え込まないでください。

親や政府が管轄する『労働基準監督署』に伝えて、解決しましょう。

高校生がアルバイトを辞めるときについてのまとめ

高校生がアルバイトを辞めるときのポイントのまとめです。

  1. アルバイトを辞める理由は「勉強」や「部活」にするのがおすすめ
  2. 最低でも辞める1ヶ月前には職場に伝える
  3. 辞めることは上司に会って直接伝える
  4. トラブルが起きたときは、親や労働基準監督署に相談する

アルバイトを辞めることを切り出すのは勇気がいりますが、きちんと理由を伝えれば、普通の会社やお店であれば問題なく辞められます。

職場と自分にとって納得できる辞め方ができるよう、ポイントを踏まえて行動してみると良いでしょう。

元々よく利用するお店だった場合、辞めた後も利用することもあるしね
トラブルもなく円滑に辞められたら、顔を出した時にサービスをしてもらえることもあるよ♪

また、辞める際に何かトラブルがあった場合はすぐに、周囲の頼れる大人に相談することも大切です。