アルバイト・バイト

アルバイト・パートはハローワークが採用されやすい!?利用方法やメリットは?

実はハローワーク、アルバイトやパートの仕事探しには穴場って知っていますか?

しかもアルバイト・パートの採用率が高いので、早く仕事を決めることができます。

なぜハローワークで応募するとアルバイトやパートが採用されやすいのか。

今回は受かりやすい理由と、ハローワークの利用方法やメリットについて紹介します。




アルバイト・パートの求人もハローワークで取り扱っている

ハローワークは「公共職業安定所」とも呼ばれており、各都道府県に配置されている公共機関のことです。

ハローワークと言えば

  • 正社員の就職先・転職先を探すところ
  • 失業保険の申請のために行くところ

というイメージが強いですが、実はアルバイトやパートの求人も多く取り扱っています。

アルバイト・パートが採用されやすい理由

なぜハローワークを利用するとアルバイトやパートの人の採用率が高くなるのかというと、理由として「真剣に仕事を探している」という印象が会社に与えることができるからです

多くの人の場合、アルバイトやパートを探そうとすれば、求人情報誌やインターネットサイトで募集している仕事を探します。

しかしハローワークの場合、自分からハローワークに行って仕事を探したり、応募するための手続きをする必要があります

手続きが必要となる分、探す方としては手間になりますが、求人を出している会社側からすれば「わざわざハローワークまで行って仕事を探している」と感じます。

つまり、「本気で働きたい人なんだな」「頑張って働いてくれそうだな」と好印象を持たれるのです




ハローワークを利用するときの持ち物

ハローワークに行くときに絶対必要なものは、基本的にはありません
しかし、利用する目的によって持っていくと良いものとしては、履歴書やエントリーシートがあげられます。

ハローワークでは履歴書やエントリーシートの添削やチェックをしてくれるサービスがあります。
アルバイトやパートで、履歴書を誰かに見てもらう機会ってありませんよね。
「履歴書の書き方が分からない」「採用されない」という人は、実際に書き込んだ履歴書を持って行ってみましょう。

履歴書はひとつの採用基準です。
常識はずれの書き方をしている場合、書類選考で落とされることもあります。
事前にチェックして、採用される確率を上げましょう。

アルバイトやパートをハローワークで探すときの流れ

ハローワークでアルバイトやパートを探すときの手順は、

  1. ハローワークカードを作る
  2. 求人を探す
  3. 窓口で求人情報の説明を受ける
  4. 紹介状をもらう
  5. 求人先に応募する

の5つがあります。

ハローワークカードを作る

ハローワークで求人に応募したり、アルバイトやパートに関する相談をする場合には「ハローワークカード」が必要になります。
初めて利用するときは、必ず発行しましょう。

ハローワークカードを発行するためには

  • 氏名
  • 生年月日
  • 希望の職種
  • 希望の勤務地
  • 持っている資格
  • 学歴・職歴

などを記入します。

カードを受付に渡して情報を登録してもらえれば、手続きは終わりです。

求人を探す

ハローワークでは求人情報を検索するパソコンを使って、登録されている求人を検索します。
あなたの希望する職種や勤務地、給料などの条件を設定して検索することができるので、すぐに求人を絞って見ることが可能です。

求人情報はすべて印刷することができるので、気になる求人は印刷しておきましょう。

窓口で求人情報の説明を受ける

あなたの希望の求人が見つかったら、印刷した求人情報を持って窓口へ行きます。

窓口に求人情報を渡すと、

  • 求人についての詳しい情報
  • あなたに向いている仕事かどうか

など、詳細を教えてもらえます。

求人に対して分からないことがあれば、このときに相談しましょう。

紹介状をもらう

窓口で説明を受けて「この求人に応募したい」と決めたら、紹介状を発行してもらいましょう。
応募したいことを伝えると、窓口で応募先に連絡を入れて面接までの段取りを確認してくれます

ハローワークから求人に応募した証明である「紹介状」もこのときにもらえます。

求人先に応募する

書類審査がある場合、ハローワークからもらった紹介状と一緒に、履歴書やエントリーシート、職務経歴書などを会社に送ります。
書類審査がない場合は、ハローワークで面接日の調整まで行うことがあるので、事前に予定の把握をしておくといいですよ。

書類審査がない場合は紹介状を面接日に持っていく必要があるので、忘れないように注意しましょう




アルバイト・パートをハローワークで探すメリット

ハローワークで探すメリットとして、5つあります。

  1. アルバイトやパート探しに時間をかけずにすむ
  2. 窓口で仕事の相談ができる
  3. 地元の求人が見つかる
  4. 就職・転職の相談もできる
  5. 公共機関なので安心・信頼して利用できる

アルバイトやパート探しに時間をかけずにすむ

求人を探すのが苦手な人や、短期間で仕事を見つけたい人、効率的に探したい人にとって、ハローワークで仕事を探すことは時間の短縮になります
ハローワークで取り扱っている求人情報はインターケットでも見れるので、チェックしてから行くとより効率的に仕事先を探すことが可能です。

窓口で仕事の相談ができる

「初めてアルバイトするから、どんな仕事があるか分からない」
「久しぶりに働くから不安」

ハローワークの窓口では、職員と相談しながらあなたに合った仕事を見つけることができます。
学歴や資格、あなたの性格などを知ってもらったうえでアドバイスをもらえるのも、ハローワークで仕事を探すメリットのひとつです。

地元の求人が見つかる

ハローワークの強みは「地元の求人に強い」ことです。
求人情報誌やインターネットサイトにも出ていない求人も、ハローワークでは登録されています。

就職・転職の相談もできる

ハローワークでは、アルバイトやパート以外にも、派遣社員や正社員の求人も扱っています。
そのため、予約制であることが多いですが、就職や転職の相談もできます。
「将来は正社員で働きたい」と考えている場合、見通したうえで仕事先を探すことも可能です。

公共機関なので安心・信頼して利用できる

ハローワークは「仕事がなくて困る人を減らすために政府が作った公共機関」です。
利益追求がないのでどの仕事に対しても公平に見てくれるので、安心・信頼して利用できます。

アルバイト・パートをハローワークで探すデメリット

ハローワークでアルバイトやパートを探すデメリットは、3つあります。

  1. ブラック企業や質の悪い求人がある
  2. 求人に掲載されている情報が少ない
  3. 利用時間が決まっている

ブラック企業や質の悪い求人がある

ハローワークは一般的な求人サイトや求人情報誌とは違い、掲載費用はタダです。
そのため求人を掲載する会社が多く、求人数が多いというメリットがあります

一方でブラック企業をはじめ、質の悪い求人が多いというデメリットもあります

ハローワークで求人を探すときに注意したいのは、「常に求人情報が出ている会社やお店」です。
常に求人が出ているということは、人の入れ替わりが多く、いつも人手不足だということ。
つまり、辞めていく人が多い仕事ということになります。
労働環境が悪かったり、仕事がきつすぎる、人間関係が悪いなどの問題があると考えられるので、「何度かこの会社の名前見たことある」という場合は注意しましょう

中でも気を付けておくべきなのは、

  • 最低賃金を下回っていないか
  • 労働時間は適切か
  • 給与は支払日に支払われているのか

この3点は最低限確認しておくことをおすすめします。

「ハローワークの利用が初めてだから分からない」という場合は、職員の方も把握しているので、応募する前に確認しておきましょう

求人に掲載されている情報が少ない

ハローワークの求人情報は、求人サイトにあるような企業の口コミや写真などの掲載はありません。
企業の評判などはハローワークの職員から聞けますが、事前に職場の雰囲気を知りたい人にとっては不向きだと言えます。

利用時間が決まっている

ハローワークの利用時間は場所によって異なりますが、基本的には朝8時30分から午後5時15分です。
日曜日、祝日、年末年始が休みであるところが多いので、高校生や大学生は利用しにくいと言えますが、逆に利用する高校生や大学生が少ないため採用に有利にもなります。

アルバイトやパートで早く採用されたい人は、ハローワークを活用しよう!

ハローワークでアルバイトやパートも探せると知っている人は意外にも少ないので、職探しには穴場の求人情報と言えます。

採用する会社側も、求人サイトや求人情報誌よりもハローワークを通して応募してくれた人の方が好印象に受け取るので、早く採用されたい人はハローワークを活用して仕事探しをしましょう。